関東地方整備局 令和２年度優良業務・優秀技術者【局長表彰】

表彰日 令和３年７月１５日

Ｈ３１江戸川堤防強化対策堤防設計業務
【江戸川河川事務所】

業務概要

本業務は、堤防強化対策事業における関係機関との協議用資料作成、協議結果等に伴う修正設計を行うものである。

表彰理由

本業務は、堤防強化対策事業における工事発注に向けた関係機関との協議用資料作成、協議結果等に伴う修正設計を行った。堤防整備に伴うインフラ移設に関する施 設管理者や警察との協議においては、主体的に書類の作成や複数の代替案の検討を行い、協議を円滑に進めた。その他、施工中の工事で発生した突発的な事項に対する 修正設計を迅速に実施し、工事の円滑な履行に貢献した。
また、令和元年10月台風第19号による管内の施設被害発生に伴い、緊急的に低水護岸の概略設計を行う必要が生じたが、対策工法、数量などを迅速に算出し、災害対応 に大きく貢献した。
　上記の内容を踏まえ、本業務の履行にあたり業務の目的及び内容を的確に把握し、課題解決に向けた提案・対応を積極的に行い、望まれる成果をあげることができたこと は極めて高く評価できる。

Ｈ３１江戸川管内地質調査業務
【江戸川河川事務所】

業務概要

本業務は、江戸川河川事務所管内における事業予定箇所の設計を行うための基礎資料とするため、地質調査を実施するものである。

表彰理由

本業務については、事業予定の７地区を対象に地質調査を実施していたところ、令和元年10月台風第19号による管内の施設被害発生に伴い、被災した５地区の地質調査 を緊急的に実施する必要が生じ、追加変更したものである。特に被災５地区の対応については、被災発生後の調査検討段階から調査位置・内容などについて発注者へ有 益な提案を行い、河口部の被災箇所の調査実施にあたっては海上保安庁との協議を主体的に実施するなど、丁寧な地元調整とともに迅速な調査を行い、災害対応に大きく 貢献した。
　上記の内容を踏まえ、本業務の履行にあたり業務の目的及び内容を的確に把握し、課題解決に向けた提案・対応を積極的に行い、望まれる成果をあげることができたこと は極めて高く評価できる。

Ｒ２荒川第二・三調節池囲繞堤地質調査（下大久保地先）業務
【荒川調節池工事事務所】

業務概要

本業務は、荒川調節池工事事務所管内における荒川調節池の施設設計に必要な資料を得るため、土質調査を行うとともに、３次元地盤データの作成を行うものである。

表彰理由

本業務の履行にあたっては、業務目的及び内容を十分に理解し、BIM／CIMモデルで用いる地質・土質モデルの構築に必要な成果をとりまとめた。 　３次元地盤データの作成においては、本業務で得られたボーリングデータの他、既存調査結果を基に作成するとともに、隣接する複数の地質調査業務との連携・調整を積 極的に実施し、成果品の精度向上に努めた。
　以上により、調節池全体の整合した３次元地盤データを作成することができ、その成果は高く評価できるものであった。