ハイパースペクトルカメラによる地質・地盤分野への技術開発
ハイパースペクトルカメラは、人間よりもはるかに細かい種類の波長を認識することが出来き、工業・農業・分析・バイオ・リモートセンシングなどの
様々な分野で活用されています。
地圏総合コンサルタントでは、ハイパースペクトルカメラ「Specim IQ(SPECIM社製)」を導入しました。このハイパースペクトルカメラを使って、AI技術も取り込みながら、
新たな技術開発を目指し、研究開発を行なっています。

RGBカメラが3バンド(種類)のみしか識別できないことに比べ、ハイパースペクタルカメラは、100~200バンド以上の波長情報を取得することができます。(図1参照) そのため、細かな色の情報の判別、もしくはサンプルの特性・材質などの判別を行なうことができます。
例えば、図2に示すように、塩・砂糖・合成甘味料など見た目ではわからない材質の判別や水分量の違いも瞬時に判別することが可能です(図3)。


ハイパースペクトルカメラを使って岩種を判別することができることは、各種研究で明らかになっています(図4および図5参照)。
地圏総合コンサルタントでは、岩種や土質をただ判別するだけではなく、ハイパースペクトルカメラの特徴を活かして地質・地盤分野の新たな技術開発の可能性を探っています。
